第9章 ピスティの「大人への教室」??
セリシアSIDE
ピス姉に言われて、仕事中のジャーファルを悪い気はしながらも呼び出した。
ピス姉の提案の最初っていうのが、ジャーファルを呼び出して二人きりになること。
別に二人きりならどこでもよかったみたいだけど、せっかくだからってさっきの隣の部屋にした。
・・・もちろん部屋を決めたのはピス姉だけど。
「仕事中はあんまり声をかけてきませんでしたから、少し驚きましたよ、セリシア。どうしたんです?」
部屋に入るなり、ジャーファルはそう言う。
どうしたって言われても、私にもいまいちよくわかってないけどね。
「うん・・・ちょっと、話があって。」
ピス姉に言われたことの二つ目が、できるだけ恥ずかしそうにすること。
あと、上目がちで。
それで、決められた言葉を言うこと。
「話?心当たりはありませんが・・・なんですか?」
恥ずかしそうに、上目で、その言葉を・・・。
「あのね・・・。子供・・・作らない?」