第9章 ピスティの「大人への教室」??
セリシアSIDE
「こんにち・・・・は。」
剣術を終え、食事後、ヤム姉の部屋に魔法を教わりに来た・・・んだけど。
「えーと、その顔は何?ピス姉、ヤム姉。」
部屋に入った途端、ピス姉とヤム姉がこっちを見てにやにやしている。
第一何でピス姉もいるんだ?
朝そんな感じのこと言ってたけど、ほんとにきたんだ?
「「べっつに~?」」
怖い。
なんか嫌な予感がするんだけど。
「あ、そうだ。セリシア、今日の魔法はやめようか。」
「え?」
「吐くまで逃がさないからねー!!」
「え、え、はい?」
連行されるように二人に連れられ部屋に入った。
ってか、吐くまでって!?
「・・・リバースしないよ?」
「ちがうよ~。ほら。とぼけても無駄無駄!」
あれだよね、全部話せってやつだよね。
でも何を?
ぼろ負けしたこと?
・・・違うか。
きっと、あれだよね。
昨日の・・・だよね。