第9章 ピスティの「大人への教室」??
セリシアSIDE
「・・・ってだけだよ?」
あくまで冷静に、昨日のことを包み隠さず話した。
仕事のことは少々省いたけども。
別にいわゆるやましいことはしてないしね!
「ホントに~?」
疑うような、にやけた顔でピス姉は聞いてくるけど。
「ホントだって!」
「そうなの?でも、そういう話にならなかったの?」
ヤム姉もにやけた顔できいてくる。
・・・っていうか、そう言う話?
「どういう話?」
いまいち話が見えない。
「そんなの決まってるじゃない。王様が今日は帰ってこなくてもいいって言ってたくらいなのよ?」
「夜帰らなくていいだなんて、しかも異性と2人きりなんて、決まってるじゃん!!」
「決まってる?えーと?」
夜っていわれても・・・。
「うそ・・・。ホントにわからないの?」
「え、セリシアって16だよね?嘘でしょ?」
え、え、なに、どういうこと!?
年齢?
二人は何を言いたいの!?