第9章 ピスティの「大人への教室」??
セリシアSIDE
「師匠!見てください!」
ピス姉のにやけたあの顔は気になったけど、時間になったから剣術をやりにシャルルカン師匠のもとに行く。
もちろん手には昨日ジャーファルがくれた剣を持って。
「ん?お、剣か。昨日出かけた時に買ってきたのか?」
師匠は私の見せた剣に興味でも持ったのか、手に持っていろんな角度から見ている。
「はい!」
ジャーファルからもらったことを言おうかと少し悩んだけど、それを話すならヤム姉とピス姉に先に話すべきかなって思ってやめる。
「へー。そんな重くねえし、お前には使いやすいかもな。」
そう言って剣を返してくる。
ジャーファルからもらった剣だし、大切にしなくっちゃな。
「んじゃ、それ使ってやるか。重くはないけど、今まで使ってたやつよりは重いしな。手加減はしねえから、死なないよう頑張れよ。」
「はい!!」
この剣を使うことが楽しみでしょうがなかった。
だから、早速使えるのがかなり嬉しい。