第7章 答え
ジャーファルSIDE
「「え?」」
シンと二人、隣の部屋で声をそろえてつぶやいた。
そして顔を見合わせる・・・。
「・・・俺てっきりどこかに行くのかと思ってた・・・。」
「私もですよ・・・。」
話の流れ的に、ウィリランデに行くのかと・・・。
え、どういうこと?
続きが気になる。
慌てて元の聞く体勢に戻る。
~では・・・。あなたの幸せは・・・いったい?~
カルマさんと言ったっけ。
ウィリランデの王子の声が震えている。
そりゃあそうだろう。
どうやら自信満々だったようだし。
~・・・この国のみんなといること。元彼だけじゃなくって、友達、師匠、王様、八人将。みんなといること。私が楽しくやっていけること。そのためなら、ある程度の自由はなきても・・・いい。~
・・・セリシア・・・。
あなたの幸せについて、間違って認識していたのかもしれない・・・。