第7章 答え
セリシアSIDE
「・・・え?」
「だから、ウィリランデの、カルマさんの妃にはなりません。」
当然かもしれないけど、カルマさんは驚いてる。
そりゃ、自信があったみたいだしね。
「…なぜ?」
「・・・結局、どうするべきか考えたんです。それで、ある人から助言をもらったんです。」
まあ、人ではないけどね。
妖精だもん。
シロナは、最後の最後に、つまり決める前に簡単に助言的なものを残したんだよ。
・・・あっちがどういうつもりで話したかは知らね。
「結局は自分のことを考えるべきだって。自分が幸せにならなくちゃ意味ないだろうにーって。」
まあ、それでも私がやりたいことは矛盾してあったんだけど。
それも簡単に何とかしてくれた。
シンドリアに残って、時々キユノ王国に遊びに行けばいいってね。
まあ、距離が距離だから簡単ではないけども。