第7章 答え
セリシアSIDE
「こんちは~」
部屋に戻・・・ろうとして、途中で気が付いた。
副政務官じゃなくなったから政務にはいかないけど、剣術と魔法はどうなのか…?ということに。
なので行ってみた。
「お、セリシア。なんだ、やっぱ来んじゃん。」
「なんだ、って?」
ちょっと気になる言い方に聞き返す。
師匠は相変わらず剣技場の近くで座っていた。
のび~っと一回して答える。
「ジャーファルさんがもうお前は来ねえって言ってたからさ。お前朝も昼も来ねえし。」
「な~る。」
それならば納得できるものだね。
「え、じゃあ剣術やらないんですか?」
「いや、来たならやろうぜ。」
だよね、うん、そうだよね。
でも私としても本望。
だってこの先決めたし、今は大きな悩みはないから!!