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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第59章 夜空に咲く、大輪の花
突然立ち止まった凛は、
エルヴィンとリヴァイの腕を引く。
二人は同時に足を止めると、
凛に視線を向けた。
「実は火口君に花火がよく見える穴場を
教えて貰ったんだ。
そこで花火見ようと思うんだけど、どうかな。」
まだ愉快とは程遠い表情を浮かべる
リヴァイの顔を覗き込むと、
リヴァイの視線はゆっくりこっちを向く。
どうやらもう苛立ってはいないようだ。
「モブリットの教えてくれた穴場か。
なかなか良さそうだな。」
エルヴィンは少し声を弾ませた。
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