• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第59章 夜空に咲く、大輪の花





範司と火口君に見送られ、
バスと電車を乗り継いで
花火大会の会場へ向かう。


どう足掻いても、浴衣姿の二人は注目の的で、
私も必然的に視線を浴びることになるけど、
もうこの羨望や違和感、
嫌悪を帯びた視線にもかなり慣れてきた。



擦れ違い際に傷付くような一言を
投げかけられたことはまだないから
「絶対傷付きません!」と、
言い切ることは出来ないけど、
少なくとも以前よりは傷付かない程に
強くなった自信がある。

それは二人と過ごさなければ
強くならなかった部分でもあると思う。



人より弱いと思っていたメンタルも、
きっと人並みくらい……
いや、それ以上には逞しくなっている気がした。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp