• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第58章 浴衣の効果



「凛。
お前もすぐに受け入れ態勢を整えるのをやめろ。
どれだけ簡単に
エルヴィンに絆されるつもりだ……」

ため息交じりのリヴァイの発言を聞き、
リヴァイに視線を向ける。


きなりの純粋な生地の色は、
リヴァイの白い肌に優しく溶け込み、
その色とは対照的な黒檀色の帯は、
逞しい身体をより一層惹き立てて見せていた。



「リヴァイも相当恰好良いよ。
やっぱり色白で黒髪だと、浴衣が映えるね……
浴衣姿のリヴァイが
和服のカタログの表紙に載ってても、
全然違和感ないと思う。」

リヴァイの浴衣姿をまじまじと
見つめながら正直な感想を述べると、
スッと視線を逸らされる。



「あ。リヴァイ照れてる……!!」

「黙れ。照れてねぇ。」

茶化すように
リヴァイの肩を小突く範司に対して、
端的に言葉を返すリヴァイだったが、
心なしか恥ずかしそうにも見えた。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp