• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第58章 浴衣の効果



物心ついたころから、
範司にとって男も女も
恋愛対象になることは知っていた。

性別という枠に囚われず
人を愛することができる範司を
偏見の目で見たことはない。

むしろ、そんな自由な恋愛が出来る範司を
羨ましく思えた時だってあったくらいだ。


……でも、その対象が
自分に向かうのは予想外で、
どうリアクションを取っていいのか、
どう反応するのが正解なのか、
そんなことを考えてみるが
混乱状態の頭はうまく働かない。



「もし凛がエルヴィンたちに
付いて行くんなら、
私も後悔の無いようにしたいな、
って思うんだ。」

範司の声からは珍しく真摯さが垣間見え、
思わず息を呑んだ。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp