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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第57章 迫るタイムリミット、託された決断




「……あとね、その日の付近は
天気が崩れる日が多いみたい。」


この言葉の意味を最初に察したのは
エルヴィンだった。



「……そうか。
俺たちもそろそろ
心の準備が必要だということだな。」

エルヴィンがそう言って
リヴァイに視線を向けると、
リヴァイは何も言わず、小さく息を吐く。



「ここら辺は山に囲まれてるし、
雷は落ちやすいけど
本当にそれでうまくいくのかは
まだ分からないからね……
でも、もしうまくいけば、
一週間以内に二人は元の世界へ
戻れるって事だから。」


口に出して言うと、
二人がいなくなってしまう実感が
じわじわと湧き出てくるようで、
複雑な気持ちが心の中を支配した。

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