• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第57章 迫るタイムリミット、託された決断



エルヴィンの乱れた髪を見るだけで
少しばかり心拍数が上がるように
なってしまったのは
風呂上がりのエルヴィンに
迫られることが多かったからだろう……


もう欲求不満では断じてない筈なのに、
この二人と生活を始めてから、
いつでも簡単に欲情体制が
整うようになってしまった。




「凛、その雑誌は?」

エルヴィンに問いかけられ、
自分に呆れて漏れかけたため息を呑みこむ。


「ああ、花火大会の日程が書いてある雑誌。
5日後に範司の職場の付近で
花火大会があるみたい。」

「連れて行ってくれるのか?」

「もちろん。」

すぐにそう答えると、
エルヴィンの嬉しそうな顔が目に留まった。


その顔を見て、感情が高ぶりそうになるが
もう一つ、
二人に伝えないといけないことがあり、
それを考えると弾みかかった心は、
一気に静かになる。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp