第57章 迫るタイムリミット、託された決断
「もし俺が驚かなかったらどうするんだ?」
「……何か一つ、リヴァイの言うこと聞くよ。」
「おい、お前は既に俺の言うことを
一回聞くことになってるが。
それも追加されたらお前は俺の命令を
二回聞くことになるぞ。」
そんなこと忘れてた……
動物園で次の目的地を当てるゲームをして、
負けたことを思い出す。
「そうだったね……
まぁ、花火については
リヴァイが驚く自信あるから大丈夫だと思う。」
「ほう……強気だな。」
「だから、もしリヴァイが花火で驚いたら、
私の言うこと一つ聞いてよ。」
そう提案すると、少しの沈黙が漂った。