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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第57章 迫るタイムリミット、託された決断





火口君が作ってくれた晩御飯を
ご馳走になった後、
範司は突然職場に呼び出され、嫌がりながらも
火口君に無理矢理車に乗せられて職場へ行き、
私たち三人も火口君の家を後にした。




帰りの車の中で、ふとあることを思い出す。


「結局ホラー映画、観れなかったね。」

「ホラー映画?」

「うん。簡単に説明すると、
観る人に恐怖感を与えるために作られた映画、
かな。」


エルヴィンの問いに答えると、
バックミラー越しに
眉間に皺を寄せたリヴァイが目に留まった。




「……なに、エルヴィンに
教えたらまずかった……?」


呟くようにリヴァイに問いかけると
エルヴィンが小さく吹き出した。

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