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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第54章 安息の時間
「………リヴァイ?起きてる……?」
掠れた声が耳に入り、
視線を凛に向ける。
「起きたのか?」
「……ん。
なんか、いっぱい夢見た。」
まだ寝惚けているのだろう。
呂律が回りきっていない上に、
視線が定まっていない。
「何の夢を見たんだ?」
「内緒。」
即答され、小さく息が漏れる。
内緒にするなら、最初から報告しなくていい。
なんてことを思ってしまうが、
頬を緩める凛を見ていると
釣られて顔が緩みそうになった。
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