第51章 次の目的地への準備
レンタルショップを後にして、目的地を目指す。
過去によく利用していた所もあるけど、
そんな使い古しの場所に
リヴァイと行きたくない。
それに、潔癖症のリヴァイが
満足できるような場所にする必要がある。
出来るだけ清潔感があって、
設備が充実している所がいい。
そうなると、自分が以前から
気になっていた所が
必然的に浮かび上がった。
普通より利用料金の値は張るけど、
せっかくだから楽しみたい。
そんなことを考えながら
リヴァイに視線を向けると、
早々にスルメをもしゃもしゃと食べていた。
その様子がどうしても愛らしく見えてしまい、
小さく吹き出す。
「なんだ?」
声に反応して顔を覗き込まれ
「いや、リヴァイ……
自覚ないだけで、結構可愛いと思う。」
と、素直に感じたことを溢してみると、
軽く頭を小突かれた。