第50章 全ての暴露
「俺もまさか自分がそんなことを
言うような男だとは思わなかった。」
小さく笑ったリヴァイの顔を見て、
再び心臓が小さく跳ねる。
「……だが、言いたくなったんだよ。
伝えずにはいられないくらい、
お前が欲しくなった。」
……このままリヴァイを見ていたら
心臓が壊れる気がした。
それくらい鼓動が速く、体が熱い。
反射的に目を伏せると、
リヴァイが小さく吹き出す声が聞こえた。
「お前……顔が異常に赤いが。」
「り、リヴァイが冷静に
そんなこと言うからでしょ!」
「冷静に、か。
お前もまだまだ分かってねぇな。」
突然手を握られ、
その手をリヴァイの胸元に強く押し当てられる。