第50章 全ての暴露
自分は誰かに守られたいと
思っていたことに気付き、
リヴァイが私を守ると
申し出てくれたことは素直に嬉しかった。
……だけどその分、リヴァイが私のことを
負担に思う時がくることを考えると、
不安で息苦しくなる。
エルヴィンやリヴァイのいた世界で、
きっと今以上に何も出来ない私は
重荷にしかならないような気がして仕方ない。
こんな心優しい人の
お荷物になんてなりたくない。
色々な葛藤を頭の中で巡らせながら
そっとリヴァイの背中に手を回すと、
背中からも火照った体温を感じ
それと同時に再び強く抱きしめられた。