第50章 全ての暴露
動物園と隣接している植物公園に向かい、
お弁当が食べられる場所を探す。
起伏に富んだ広い公園内を歩いていると、
涼しそうな木陰を見つけた。
「リヴァイ、あそこで食べたい!」
「……お前、直接地面に座る気か?」
明らかに不満そうなリヴァイに
ニヤリと笑いかけた後、
自分の鞄からレジャーシートを取り出して、
広げて見せる。
「……いつの間にそんなもの用意したんだ。」
「リヴァイがトートバッグ持ってるところ見て、
もしかしたら……って期待してたから
一応持って来てたの。」
得意気に答えると、
リヴァイにくしゃくしゃと頭を撫でられ
これは褒められたのか?
呆れられたのか?
と考えつつも、その場にシートを広げた。