• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第49章 特技



「ガキの頃のことを、
そんなに覚えてるもんなのか?」

「……おじいちゃんには小さい頃から
“人間一つくらい特技を持つべきだ”
って言われてたんだけど
私が特に何も関心を示さなかったから、
おじいちゃん家に行く度に
ここに連れて来られて、動物の名前や
生態なんかを覚えさせられたの……」

リヴァイの問いに正直に返答すると、
緩んだ顔のリヴァイが目に留まる。


「……何笑ってんの?」

「いや。お前のじいさんらしいし、
お前らしいな、と思っただけだ。」

どこら辺が私らしいのかは分からないけど
リヴァイが楽しそうにしているから
いいことにしよう。


「だから、動物に関することは結構詳しいかな。
とくに動物園にいるような
哺乳類や鳥類、爬虫類なんかは
割と説明できると思うよ。」

この特技は大方動物園でしか役に立たない。

折角だからここでこの特技を活かして、
少しくらいリヴァイに見直してもらおう。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp