• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第49章 特技



「なかなかすげぇ特技じゃねぇか。」

すんなりとリヴァイに褒められ、
じわじわと気持ちが浮かれてくる。


今までこの“特技”は、保育園に勤めていた頃に、
引率で動物園に行った時くらいしか
発揮されなくて、
特に自慢できるようなことでは
ないと思っていた。

でも、こうして少しでもリヴァイを
喜ばせることができるなら、
無理にでも動物のことについて
教えてくれたおじいちゃんに
感謝する気持ちすら湧き出て来た。








少し足を進めた先でリヴァイは再び足を止めると

「あれも妙な生き物だな……」

そう言って眉間に皺を寄せる。


「ああ、あれはアミメキリン。
シマウマと一緒で、
草原地帯に暮らしてる草食動物だけど
他の動物とは違って群れの中に
特定のリーダーはいないんだって。」

「ほう……悪くない。」

リヴァイは腕を組み、
高い木の葉っぱを食べるキリンに視線を向けた。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp