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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第7章 得意なことは秘密なこと



「いや、怖くはないで……ないよ。」

また敬語になりそうになり、
急いで言い直す。


「おい。お前も俺のことは
名前で呼べばいい。」

急にそう声を掛けられ、

「は、はい!リヴァイ!」

と、咄嗟に声を張った。


その様子を見て、
エルヴィンは小さく笑っている。




「元の世界ではこいつと同じ調査兵団で
兵士長をしている。」


兵士長。


聞き慣れない言葉だが、
“長”とつくくらいだから、
大きな仕事を任されている人なのか……

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