• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第46章 ●嫉妬故の強引さ



「……君と一緒に居ると、
どうしても君を独占したくなるんだ……
本音と建前に差がありすぎて、
自分でも困惑してる。」

声を落として発言するエルヴィンを、
思わず強く抱きしめる。


そんなことを言われて、
気持ちが昂らない筈がない。

自分が必要としている相手に
必要とされている事実に、
心が弾まない訳がない。




「……忘れたくないよ。
エルヴィンにそう思ってもらえることが、
すごく嬉しいのに……」

エルヴィンの熱い体温が、
騒がしかった鼓動を和らげる。


自分のことを想って言ってくれている言葉も、
つい漏らしてしまった本音や冗談も、
エルヴィンの言葉は全て、愛おしく感じた。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp