第46章 ●嫉妬故の強引さ
「んっ……、それは、
私も同じ、だけどね……」
また大きさを増したエルヴィンのものの感触に
気を取られながらも、
喘ぎ声を漏らさないように慎重に声を発する。
「……こんなに気持ち良くさせられたら、
もうこの世界の男性じゃ、
満足できなくなりそうだよ……」
そう言った途端、エルヴィンの動きが止まった。
「……エルヴィン?」
「他の男に、君を抱かせたくない。」
ハッキリとした口調で放たれた一言は、
鼓動の動きを加速させる。
エルヴィンはそう言い切った直後、
目を伏せ、小さくため息を吐くと、
「すまない……
こんなこと、俺が言っていい立場ではないな。
忘れてくれ。」
そう言って極まりの悪そうな表情を浮かべた。