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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第41章 作戦と不足を補う方法



「いや、今日はそうする
つもりだったんだよ?」

「“そうするつもり”というのは?」

即、問い返されて、
すぐにエルヴィンの意図に気付く。


……そういう事を、
言わせたがるのがエルヴィンだ。


今までなら、
そう簡単に言わなかったと思うけど
今日はどんな言葉でも、
自然に言えそうな気がした。




「エルヴィン、私とデートして?」


単刀直入に言い放つと、
何故か沈黙が流れ、少し顔を上げて
エルヴィンの顔を盗み見る。



「何で赤くなってるの……?」

予想外すぎる反応に釣られて
頬が熱くなったような気がして、
一瞬視線を逸らした。


「……何でだろうな。
君に誘われたと思うと、
かなり嬉しかったんだよ。」

エルヴィンは赤面した顔を隠すように、
凛の肩に顔を伏せる。


「エルヴィンのそんな顔、初めて見た。」

「……俺は今、どんな顔をしているんだ?」

問いかけに答える為、
エルヴィンの顔を覗き込むと
不意に唇を奪われ、呼吸が遮断された。

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