第41章 作戦と不足を補う方法
「俺は君の……10歳は上だな。」
「10?!」
素っ頓狂な声が出て、
エルヴィンの身体が小さく跳ねる。
「……なんだ。
そんな年の差のある男に
抱かれたくなかったか?」
「いやっ、10も上でその体力?
どんな鍛え方したらそうなるの??」
思わず問い詰めると、
エルヴィンの肩が震え始める。
「…そうだな……
この世界の男よりは鍛えている筈だが。」
笑いを堪えようとしながら話すエルヴィンは
どこか可愛くて、
そんなエルヴィンを
もう少し近くで見たくなって、顔を覗き込んだ。