第39章 命を預かる仕事
そして、エルヴィンが休みの日の朝。
玄関までエルヴィンと一緒に
リヴァイを見送りに出ると、
「エルヴィン。あまり暴走するんじゃねぇぞ。」
そう言ってリヴァイはエルヴィンを注視する。
「……どれについての話しだ?」
「全部の話しについてだ。」
エルヴィンの問いに即答したリヴァイは
エルヴィンの胸元を拳で軽く叩いた後、
火口君に続いて玄関を後にした。
「……“暴走するな”、だって。」
「ああ。なるべく努力はするよ。」
私の問いかけを
軽くあしらうエルヴィンを見ると、
思わず頬が緩んだ。