第34章 平等に
「いや!相当昂奮したし、
気持ち良かった……です。」
リヴァイに安心してもらおうと感想を述べるが、
途中で恥ずかしくなってきて、
語尾が近付くに連れて、
力が抜けていくような小さな声になる。
「……それならいい。」
小さく吹き出した後、
それだけ言ったリヴァイの肩は
小刻みに震え始めた。
「……そんなに笑わないでよ……」
思わずリヴァイの肩に顔を伏せる。
笑っているリヴァイは好きだけど、
このタイミングで笑われるのは
恥ずかしくていたたまれない気持ちになる。
「俺も相当昂奮したし、気持ち良かった。」
耳元で聞こえたリヴァイの声は穏やかで、
その声を聞いた直後、
心臓が慌ただしく活動を始めた。