第33章 ●高度な技巧の訳
「……凛っ……、待て。」
制止を無視して激しく吸い動かしていると、
強く頭を掴まれ、口内が一気に寂しくなる。
「……いいとこだったのに。何で?」
無理矢理引き離された陰茎を横目に
問いかけると、
「何でじゃねぇよ……
いくとこだったじゃねぇか。」
リヴァイは困惑した声で、小さく息を吐いた。
「いかせたかった。」
「早く挿れさせろ。」
お互い、別の要望を同時に暴露し、
思わず二人一緒に吹き出す。
「…こんな時に笑わすんじゃねぇよ……」
肩を震わして笑うリヴァイを見ていると、
心臓が慌ただしく弾み始め、
どうしてもリヴァイに
触れたい衝動に駆られた。