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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第30章 求めているのは一つの作用



「……二人に出会った時の私が、
結構不安定な精神状態だったことは、
二人とも気付いてたんだよね……?」


それぞれに視線を送るが、返答はない。

きっとどう答えるべきか考えているんだろう。

構わず話を続けよう。




「私は二人がタイムスリップしてきたことで、
色んなことに気付かされたし、
色んなことが楽しくなった。
それは、この世界を知らない二人と
一緒に過ごすのが
面白かったっていうのもあるけど、
何より、二人の考え方が新鮮で、斬新で
……すごく優しかったからだと思う。」


自分の感情を身体で表現するのは苦手だけど、
言葉で気持ちを伝えるのはもっと苦手だ。

でも今、このタイミングで、
二人に聞いてもらいたい。

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