• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第28章 視線の種類と初めての海水浴



「エルヴィン。
お前のせいで人込みがますます
鬱陶しいんだが。」

「いや、エルヴィンだけの
せいじゃないからね。」

リヴァイの発言に、
すかさず突っ込みを入れる。


周囲からの視線はエルヴィンだけではなく、
リヴァイにも向けられていた。


その要因は、言わずもがなの
逞しく引き締まった身体にある。

そして、そんな肉体を
持っているにも関わらず、
陶器の冷たさを連想させるような
きめ細やかな白い肌と、
それにミスマッチな複数の古傷や
締め付けられていた痕跡が、
ますます周囲の興味と興奮を誘ったのだろう。



「海に入る為に、これだけの人が集まるのか……
すごいな、海は。」

エルヴィンはこの状況を
無視しているのか、どうでもいいのか、

……はたまた、ただの天然なのか。


何なのかは分からないが、
人の多さにヤケに感心していた。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp