第25章 “ししゃとつながるへや”
「……ま、待って。ということは、3人で?」
「3人で?」
何故か復唱され、
その意図が分からず沈黙すると
「3人で、“ナニ”したか分かってるんだよな?」
そう言って小さく笑ったリヴァイから、
視線を逸らす。
「……おい、
何も言わねぇんなら、またやるか?」
顎元を掴まれ、唇に意識が集中してしまうほど、
リヴァイの顔が近付いたその時。
突然後ろから手で口を塞がれ、
身体が小さく跳ねた。
「リヴァイ。
俺の目の前でそれはダメだろう。」
エルヴィンの暖かい吐息が、髪に掛かる。
安堵したのも束の間、
この状況がまずいことに
変わりはないことに気付く。