第25章 “ししゃとつながるへや”
「チッ……
いいところで目ぇ覚ましやがって。」
リヴァイの舌打ちが耳元で響いた。
「凛。
君は相変わらず警戒心が薄いな。
もう少し抵抗の意思を見せなさい。」
「す、すいません……」
咄嗟に謝ると、小さく吹き出す声と共に、
身体が後ろに引き寄せられる。
「抵抗しないなら、また3人でしようか?」
背後からエルヴィンの囁く声を聞き、
身体をビクつかせると
「そうだな。1回も2回も同じだろ。」
リヴァイにそっと頬を撫でられる。
「凛。君もそれでいいか?」
「よ!良くない!
ちょ……、と、取り敢えず、
詳しく話を聞かせて下さい!」
エルヴィンの問いに即答し、
近付くリヴァイの顔を押し退けると
二人の笑い声が部屋の空気を震わせた。