第24章 必要なお節介
「……酔ってないもん。」
凛は反射的にリヴァイの手を握り返すと、
左隣で優しい表情を見せるエルヴィンに
視線を向け
「……何の話、してたの?」
と、エルヴィンの袖を掴む。
「君が幸せになる為にはどうしたらいいか、
リヴァイと話し合っていた。」
エルヴィンがそう答え、凛の髪を撫でると
凛は嬉しそうに微笑み、
「エルヴィンとリヴァイがいたら、幸せだよ。」
と、それだけ言って、ゆっくり目を閉じた。
再び寝息を立て始めた凛を見た後、
二人は顔を見合わせ、
「……これはかなり嬉しいが、
……幸先不安でもあるな。」
と、エルヴィンは小さく微笑んだ。