第24章 必要なお節介
「こっちのハンジも、
そういう話が好きなんだな。」
「そっちのハンジさんも好きなの?お節介。」
エルヴィンが小さく笑って言った
一言に反応し、範司は楽しそうに問いかける。
「お前がハンジと別の人間とは
思えねぇんだが。」
「え、それ褒めてくれてるの?」
「バカいえ。」
リヴァイに一喝され、範司は再び頬を緩めた。
「まぁ、まだ私が
踏み込んでいい段階じゃないかな?
でも取り敢えずは、
昨日今日でお互い何があったか、
話し合った方がいいんじゃない?」
範司の発言を受け、
エルヴィンとリヴァイは一瞬目を合わせるが、
すぐに視線を逸らす。
「……私は凛の部屋で寝るよ。
凛が起きない程度の声量で話し合ってね。」
範司は二人に「おやすみ。」と声を掛け、
部屋を後にした。