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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第23章 掬えそうな星の下
「本の通り、
宝石箱をひっくり返したように見える?」
問いかけに対し、
何かを考える様に沈黙したリヴァイの横顔を
見つめる。
「街の明かりもいいが、こっちも悪くない。」
リヴァイの指さした先を見ると、
頭上には満天の星空が広がっていた。
「ほんとだ!
今日は星がすごい綺麗に見えるね!」
今にも降って来そうな程、
近くに感じられる星に手を伸ばしてみる。
「こうしたら、星が掬えそう。」
そう言ってリヴァイに視線を向けると、
優しい表情が目に留まり、視線が釘付けになる。
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