第22章 確かめる
「ちょ!リヴァイ!!」
私が出て行って
どうにかなる問題じゃないとは思ったが、
この突破口を冷静に思案する余裕もなく、
リヴァイの後に続いて車を降りる。
「……お。ほら!
やっぱり可愛いおねぇさんだったろ?!」
車を降りた途端、
スキンヘッドのいかにも柄が悪い男に
ニヤニヤと顔を覗き込まれた後、
仲間であろう男二人が、
大そうな改造を施された
3ナンバーの車から降りてきた。
「おい、こいつらは違法者か?」
横に並んだリヴァイに問いかけられ、
「……まぁ、車は完全に違法車だね。」
と、横目でリヴァイを見る。