第21章 反省と真実と誘惑と

「ルールは破棄されたんだろ？
もうお前を誘っても、問題ないよな？」

リヴァイの指先は、服の上からでも
快感を覚えることができるくらいの
絶妙な力加減で、私の身体をゆっくり撫でる。


「いや、だけど」
「それとも、俺とはできないか……？」

愁いを帯びた声色が、
這うように耳の中へ入り込んだ。


それと同時に、
リヴァイの手がシャツの中へ侵入し
ブラの淵に沿って、暖かい指先が蠢く。



少しずつ身体が火照り始め、
すぐに淫欲の波が打ち寄せた。


このまま流されることだって可能だろう。

むしろ、今までの自分なら、
ここまで感情が昂れば易々と受け入れた筈だ。



……だけど、今リヴァイに
身体を許すのには抵抗があった。