第21章 反省と真実と誘惑と
「……柔らかい、というか……
温かい…いや、違うな……」
リヴァイの表情を言葉で表そうとするが、
どうも上手い表現が思い浮かばず、
「ダメだ。
何て言っていいか分かんないや。」
と、考えを放棄した。
「……まぁいい。」
リヴァイの無愛想な口振りを耳元で聞いた直後、
ゆっくり押し倒され、頬に唇の感触が伝わる。
「り!リヴァイ!ちょっと待って!」
リヴァイの表情に気を取られていたから
何が起こったか理解するのに時間がかかったが
ようやく現状を把握し、
声を上げてリヴァイの胸を押した。