第19章 ●初体験
いくら喉元まで咥えても、
どうしても根元が咥えきれず、
根元の方は唾液で十分に湿らせてから、
手で握る。
口内と手を同時にゆっくり動かしながら、
エルヴィンの弾む呼吸を耳で追った。
この呼吸音を聞くだけで、
かなりの興奮状態に陥りつつある。
フェラは好きでも嫌いでもない、
と思っていた筈なのに。
こうしてエルヴィンのものを咥えていると、
陰茎を愛撫して気持ち良くなれるものなんだな、
と、新たな快感を発見した気になった。
「……凛、
すまない、もう出そうだ……」
荒い息の中でそう言った
エルヴィンの声が耳に入った直後から、
徐々に激しく陰茎を刺激していく。
エルヴィンのものは、
すぐに口内へ白い液体を送り込んだ。