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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第3章 逸脱した世界



「だから、ここは私の家で」
「そうではない。にほん、というのは、
どこにあるんだ?」

発言を遮られ、真剣な表情で目を見入られる。


その目力に圧倒されて、一瞬口を噤むが、

「日本って言うのは」

そう言いかけて、
携帯電話の着信音が部屋に響いた。




画面を確認すると、“御食”の文字。



……声すらも聞きたくない相手からの電話だ。


すぐさま電源を落とした。

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