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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第3章 逸脱した世界
「日本に来て、間もない感じですか?」
日本語が分からないのかもしれない
と思い、そう問いかけると
「……にほん?」
明らかに初めての言葉を発するような口調で、
首を傾げられた。
やっぱりそうか。
日本語はそれなりに話せても、
まだ分からない言葉もあるのだろう。
「日本って、この国のことです。
あなたはどこ出身の方なんですか?」
そう問いかけた途端、男の目の色が変わった。
「……待て。ここはどこだ。」
質問が振り出しに戻る。
何度この問いかけに答えないと
ダメなんだろう。
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