第18章 自然な願望
「凛。誰かと話していたのか?」
いつの間にか風呂上がりのエルヴィンが
部屋の前に立っていて、
思わず身体がビクついた。
「う、うん。
範司から電話があって。
リヴァイ、今日は範司の家に泊まるんだって。」
「リヴァイが?!大丈夫なのか?!」
エルヴィンの驚いた声で、
再び身体が小さく跳ねる。
「……いや、大丈夫ではないかも知れないけど、
相当酔ってるみたいで、
連れて帰るのは難しいって。」
「リヴァイが酔ってるのか?」
エルヴィンが少し首を傾げたのを見て、
「リヴァイって
あんまり酔う方じゃなかったの?」
と、問いかける。