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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第15章 団長の策略?
「エルヴィン、明日はどうする?
私たちもどこか行く?」
そう問いかけた途端、
エルヴィンの動きが止まり、
碧い瞳が一心に私を見入る。
「……なに。
行きたいところあったの?」
「デートがしてみたい。」
「……は。」
突拍子もない願望の告白に、
気の抜けた声が出た。
「えっ、何で急に?」
「したことがないんだ。」
……したことがない?
“掃いて捨てるほど、女を抱いてきた”のに?
驚いた表情が露骨に出ていたのか、
エルヴィンは私を見て、小さく吹き出す。
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