第15章 団長の策略?
洗い物を済ませ、
リヴァイが風呂に入っている間に
洗濯物を畳んでいると、
「凛。俺も手伝うよ。」
そう言って、エルヴィンがふすまから
顔を覗かせた。
「ありがとう。」
エルヴィンは私の横に座ると、
リヴァイのシャツを綺麗に畳み始める。
「エルヴィン、畳むもの丁寧だね。」
「自分のはここまで丁寧にしないよ。
リヴァイのだからな。」
上司なのにも関わらず、
そんなところにまで気を配ってくれるのか。
どこまで気が利くんだ……
エルヴィンの仕事をしている姿に、
ますます興味が湧く。