• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第13章 他人の空似



「ああ。カップラーメンのこと?
そっちの世界には、
あんな感じの保存食はないの?」

「ないな。
野戦糧食であんなものがあれば、兵士たちも」
「“エルヴィン団長”は、
この世界に来ても調査の事ばかりか。」

リヴァイに発言を遮られたエルヴィンは
言葉を止める。


「仕事熱心なのはいいが、
ここの世界のものが俺たちのいた世界で
作れるとは思えねぇよ。
圧倒的な技術の差も、物質の不足も、
お前だって感じてんだろ?」

「……そうだな。だが、何も知らずして
諦めることはしたくない。」


一気に“団長”の顔になった
エルヴィンを見つめる。


こんな向上心が
自分にも少しくらいあれば……

なんてことを考えてしまうが、
エルヴィンの団長としての意識の高さは
桁外れのようにも思えた。

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp