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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第13章 他人の空似





範司の研究室を出たのは、
既に日が落ちかけてきた頃だった。


「随分長いこといたね……
二人とも疲れたでしょ?」

「いや。かなり参考になったよ。
こっちのハンジも、
なかなか面白い見解をしてくれるようだな。」


エルヴィンはここに来た時より、
表情が明るくなったように思う。




範司の話は、
自分では思いつかないようなことばかりで
相変わらずの突飛な考えに
驚かされてばかりだった。

でもそのお蔭で、
次にすることは必然的に決まった。



「……だが、汚ねぇのは
どうにかなんねぇもんか……」
「それより、あの保存食にも興味がある。」

リヴァイの声に被せる様に、
エルヴィンが興奮した様子で
私の目を見つめてくる。

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