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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第11章 戦い続ける為に



だけど二人を見ていると、
自分がかなり情けなくなってくる。


死と隣り合わせの状況でも、
人類の未来の為に戦い続け、
生を感じる為に人肌を求めながらも、
また何度も死に直面するような戦いに出る。

その生と死を憶える繰り返しを
しているからこそ、戦い続けることが
できるのかも知れない。





「ごめん……
私が二人に流されないようにする意味が、
よく分かんなくなってきたよ。」


不意にそんな言葉が口から零れ落ちた。



「お前が謝る意味が分からねぇが、
流されてくれるんなら、それでいいけどな。」


リヴァイはそう言いながら、
再び私の腰に手を回して抱きしめる。

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