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モブリットと妄想日記

第10章 欲求


「…さすがにカコでも
そこまで見られると
照れてしまうんだが。」

「そう?
あ、まだ見てたいから
服着ないでー。」


いい身体してるなーと
純粋に思う。

どんなに鍛えても、
女の私はこうはなれない。


やっぱり敵わないんだろうなと
思った時、
無意識に溜め息をついていた。


そんな私を見てか、
私の要望に答えてか、
エルヴィンは半裸のまま
私の横に座ってきた。

「………。」

「どうかしたのか?」

「……変な状況。」

「カコが要求したんだろう。」


少しエルヴィンと逆の方向に身体を傾けながらそう言うと
エルヴィンがおかしそうにそう言った。


「…触っていい?」

「俺をか?構わないが。」


エルヴィンの返事を待って、
胸板をペチペチと叩いてみる。


「すげー。」

「もっと可愛らしい反応を
してくれた方が嬉しかったんだが。」

「私にそれを求める?」

「モブリットと何かあったのか?」


エルヴィンには
何でもお見通しか。

実際は何があったというわけではないのだけれど。



そんなことを話していると、
ドアがノックされた。

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